物申したい
今日は作品紹介じゃないです。
昨日暇で色々となろうに関するスレを読んでいて思ったことを書こうかなと思います。
まず、なんでなろうといったらファンタジー一択なんでしょうかね?恋愛ジャンルも結構書籍化してる作品多いのに。
そのせいで「私はなろうが好きなんやで」って言えないんですよ!言う機会なんてほとんどないですけど!
一部の俺TUEE系が悪い風に有名になってしまったことで、なろうってこんな作品しかないんだって思われるのは酷く心外です。
やっぱり知名度か!恋愛ジャンルは一般に受けないのか!
なろうが原作でアニメ化したファンタジー作品はあっても、恋愛ジャンルではあんまりないんですかね?
君の膵臓を食べたいぐらいですかね?
思い出したんですけど、私、君の膵臓を食べたいが有名になる前になろうで読んだことあるんですよ。
短編だったけどやたら長かったことを覚えています。
でも暗い雰囲気の作品だったので、大団円ハッピーエンド厨な私はあんまり好きじゃなかったですけど。
読んでから大分たって君の膵臓を食べたいが映画化すると知って、同級生に「これって原作なろうだよね?」って聞いたら「そんなことないでしょ」的なこと言われたのが悔しかったのを覚えています。
記憶が不確かだったといえ、「え?違うよ?だって私これが流行る前に読んだし(ドヤァ)」ってすれば良かった…。
印象的なタイトルだったので覚えてましたが、違うと言われて一瞬盗作を疑いましたよ。
余計な話を長々としてしまいましたが、私が読んだスレであった意見で賛成できるものがあったので、その話をしたかったんですよ。
一つは、なろうのメリットは、無料だから読書開始1分で面白くないなと思えば切れること。
私はほとんど紙の本読まない人なんですけど、たまに本屋に寄った時は、立ち読みする時間よりどの作品を読もうか選んでいる時間が一番楽しいんです。
でも、普通の本屋だと読めないようにラッピングされているし、ラッピングがなくても沢山の作品の中から自分好みの作品を探すのはすごく時間がかかって、ずっと立っているのがしんどくなってくるんですよ。(そんなに長い間居座るなって話ですけど。)
その点なろうは家に居ながらにして沢山の小説を立ち読みできるんです!しかもプライスレス!
高校生の頃の私は、このせいでなろう厨になったんですけど。
二つ目は、残念な作品がとても多いので、いい作品を見つけるのが書籍よりも大変なこと。
これも、まぁ、そうだと思います。書籍を読むことがほとんどないのであまり比較できませんが。
けどですね!私はだからこそ、数多ある作品の中から見つけられた、自分好みの作品達がたまらなく愛しく感じるんですよ。
私は自分のブックマークページは宝箱だと思っています。
自然と評価が厳しくなってしまうのは、許してほしいです。
残念な作品が多いとか言ってすみません。小説書ける方々は神です。
これくらいですかね?
あと、個人的な意見ですが、商業化を目的としていない作品も沢山あるのがいいなと思っています。
サイト名こそ「小説家になろう」ですが、短すぎて本になんて出来っこない作品とか、世の中にウケるテンプレからはずれた作品とかもいっぱいあるんですよ。ファンタジーはどうなのか知りませんけど、少なくとも恋愛はそうです。
なのに、商業化に合った作品ばかりが書籍化したりコミカライズしたりするから、なろうは誤解されるんですよ!
ついでに言うと恋愛ジャンルの書籍化、全部似たようなキラキラした表紙にしやがって!こんなん買う気が起きんわ!キャラはそんなに美男美女じゃなくていいのに!ウケ狙いすぎ!
…失礼しました。
なろうは悪い点もありますが、素敵な作品に出会わせてくれたことに私はとても感謝しています。
身体が先か心が先か
引き続きR-18作品です。
異世界というか、中世の世界観ですね。どこまでもヘタレで素直じゃないヒーローと、ふんわりした笑顔が可愛いけど意外と気丈なヒロインのお話です。
一応ヒーローは冷たい系の超絶イケメンってことになってますが、その設定が活かされる場面はあまりないですね。
結婚適齢期なのにも関わらず婚約者のいないヒーローの元へ嫁ぐことになったヒロイン。しかし迎えたヒーローは「君の役目は世継ぎを産むことだけだ」と冷たく言い放ちます。それでもそれなりに幸せな生活を送っていたヒロインですが、ヒーローと関わっていくうちに彼の不器用さや本音が徐々に分かるようになり、そんな彼を愛しく思うようになっていきます。
いや、ヒーローまじでひどいですよ、色々と。
初期のヒロインに対する言動もだし、かっこ悪さ、めんどくささも尋常じゃない。
けどそれらを全部許して包み込めるヒロインの包容力の高さ?器の広さ?半端ないです!!惚れます!!
確かにヒーローは一周回ってかわいらしいんですけどね。
ヒーローに振り回される侍従(?)の人が不憫です・・・。そういう位置づけの人すごい好きですけど。
っていうか私が選ぶ作品のヒーロー駄目過ぎません?
私天邪鬼なんで、一般的に人気なイケメンでなんでもそつなくこなす系のヒーローが好きじゃないんでしょうね。
現実と小説は分けて考えられてるはずなので大丈夫だとは思うんですけど、私がこれから駄目ンズに引っかからないか心配になってきました・・・。
モテモテのリア充男子が、男ウケしたいという非リア充女子の師匠になったら逆にメロメロにされそうです。
タイトル長いですね。そういう流行りありましたからね。
実はこれ、R-18です。まぁ、そういうシーンを評価しているわけではないのでそんなに恥ずかしくはないんですけど。
そもそも他の作品と比べて性描写はかなり少ない方だと思います。
ちなみに変な人しか出てきません。
内容はタイトルの通りです。けどヒーローがちょろすぎて「されそうです。」じゃなくてどちらかというと「されました。」でいいと思うんですよ。
無自覚に惹かれるまでの時間がほんの一瞬で、結局一晩経たないうちにヒロインにぞっこんになりましたからね。でもそのテンポの良さもこの作品の魅力です。
ワーカーホリックで天然なヒロインも好きです。オープンブラックモードが一番好きです。無自覚にヒーローを煽っちゃうのも好きです。
ヒロインに振り回されるヒーローの完敗っぷりがツボ。人間として色々欠けているヒロインと、嫉妬深くて不安定なヒーロー。なかなかいい組み合わせだと思います。
何より地の文がリズムがいいんですよね。どう表現したらいいんでしょうかね。短い文章が淡々と紡がれている感じっていうか。小説を読んでいるというよりも、ジョジョみたいな説明口調のナレーター付き4コママンガのセリフだけ読んでるみたいな。
ヒロインが重度のプログラマーなこともあって、ちょっと機械的な表現も多くて楽しいです。
あ、あと上司のキャラも好きです。彼がメインの作品はないんですかね?この作者さんはさいさんとおっしゃるんですけど、同じ世界線でスピンオフ(いや、モテモテの~がむしろスピンオフ?)を色々書いてらっしゃるので、もしかしたらあるのかな?
さいさんの作品は他にもいくつか好きなのがあるので、追々紹介していくと思います。
今回は内容が上手くまとめられなくてすみませんでした。
・・・あ、いつものことか。
森の王の婚礼
本当は他の作品を紹介しようと思ったのですが、途中でこっちに切り替えたくなったので変更。
同じような話ばかりじゃつまらないでしょうし。
と、いうことで今回は少し毛色の異なる、人外×人です。異世界恋愛、短編。
ざっくり内容を説明すると、森の王(人外)が人間の妻を迎える話です。
残酷な描写はありますが、少し絵本チックな文章とストーリー。切ないような、でも少し胸がほっこりするような、不思議な作品です。
多くの方はそうされると思いますが、必ずあらすじを読んでから読み始めて下さい。この作品は絶対!
できれば、全部読み終わってからもう一度あらすじを読んで欲しいぐらいです。
ちなみに人化はありません。
私は基本的に人化しない人外の作品はなんとなく腑に落ちないことが多いのですが、これは特別です。
人化しないことで、より「愛」という言葉がはっきりとするような気がしますね。
赤い糸、白い羽
現代恋愛、社会人同士です。全5話。
現実に近いカップルですけど、お話し的には非現実的な所がある、いわゆるSF(少し不思議)な作品です。
ヒロインが長い片思いを失恋に終わらせた所から物語は始まります。
ちょっとしたきっかけでヒーローと出会ったヒロインは、自分も失恋したところなのに、同じく失恋したヒーローの愚痴を聞かされる羽目になってしまいます。
その後も失恋同士で出かけたり食事に行ったりして親交を深めていきます。
あらすじってムズカシイですね。どこまでなら書いてもネタバレにならないんでしょうか?
まぁ、このぐらいにしときましょうか。ほとんど内容について触れてないような気がしますが。
この作品で一番好きな部分は、やっぱりヒーローの性格ですかね。
このヒーロー、イケメンなんですよ、顔は。
なのになんでイケメンヒーロー嫌いの私が好きなのかって言うと、イケメンなのにアホで、デリカシーに欠けていて、おおよそ多くの人が”イケメン”に対して抱いているイメージ像を完璧に崩してくるんですよね。
ヒロインとヒーローの何気ないアホなやり取りが本当に好きです。こんなカップルなら長く続くんだろうなと思います。
人を好きになるっていうのは、その人のいい所と悪い所を知って、なおかつその全部ひっくるめて好きだと思えるってことなんですかね?
足し算とか引き算じゃなく、その人の個性そのものを受け入れるというか・・・?
うーん、私にはまだよく分かりませんけど、自分もこんな相手が見つけられたらと思います。
ランチタイム
今日は現代恋愛、高校生のお話です。
ヒーローとヒロインは同じ高校の料理部に所属しています。ヒーローは部長で、部活以外でも色んな人に料理のアドバイスをしたりすることがあります。
ヒーローに片想いしているヒロインは、アドバイスを貰うという名目で、ヒーローに手作り弁当を作って来るんです。
そこからは、まぁ色々と誤解があったり何なり、面白い展開があるんですけど、続きは「ランチタイム」を読んで下さい。
感想ですが、なかなか上手くお話ができています。
ものによっては、「なんでここでそういう勘違いするかなぁ!!」っていうイライラ展開になる作品もあるんですけど、「ランチタイム」は結構すんなり納得できる作品です。
・・・上から目線ですみません。創作出来る方全てが尊いです。失礼しました。
私好みのちょっとカッコ悪いヒーローで、かつヒロインもメンタル強くて好きなんですよ。
是非是非、読んでみてください。
バッカスは恋する乙女に微笑んで
狼特集しようと思ったんですけど、思ったよりR18作品ばかりだったのでまた今度。
私が羞恥心を捨てるまで待って下さい・・・。
と、言うわけで今回は一つの作品に絞って紹介したいと思います。
「バッカスは恋する乙女に微笑んで」
現代恋愛で、大人の男女のです。ちなみに短編。
私の好きな、仕事バリバリ女主人公です。
このヒロインがなかなかいじらしくてですねぇ。
ヒーローのことを想っているのに、全然言い出せなくて。ヒーローが想い人に告白してしまう前に、酔いに任せて、たった一度だけ、彼に抱きつこうと画策するんです。
「伝えられなかったこの気持ちへの最後のはなむけとして、たった一度の抱擁を。」
この文章が何か好きですね。たった一度の抱擁を。ってね!
他の文章も切なくて素敵なので、是非読んで下さい。
ヒーロー視点とかあったらもっと最高だったんですけどね。絶対面白いのに・・・。
ネタバレになったら申し訳ないですけど、ヒロインに抱きつかれた後のヒーローの行動がほんとにニヤニヤするんですよぉ!!!読んでぇ!!いいからぁ!!
・・・はっ!ちょっとテンションが上がりすぎました。失礼しました。久しぶりに書くと駄目ですね。