嘘吐きの恋文。
現代恋愛が続いておりますが、今日紹介する作品は少し変わって、明治チックなお話です。
「嘘吐きの恋文。」は恋文、と書いてある通り、ほとんどが手紙形式で語られています。送り主はちょっと皮肉屋な女の子。宛先は彼女の朴念仁な恋人。
ウソとホントが入り混じる、別れ話を綴った手紙でした。
文章から女の子の素直だけど素直じゃない感情が伝わってきて、これを書きながらきっと百面相しているんだろうな、どんな気持ちで書いたんだろう、などと考えたら、少しおかしくて、でも胸が締め付けられます。
手紙を読み終わった朴念仁の反応は、本当に見ものです!
嗚呼、是非読んでいただきたい!
朴念仁なヒーローも大好きなんですけど、あんまりニブ過ぎるとイラッときますよねー。
その点これは短編だし、恋愛べたなヒーローに一泡吹かせているので割とすっきり読むことができます。
これ朗読とかしたら楽しいだろうなー、なんて思います。
一回試したんですけど、滑舌悪すぎて諦めました(笑)
あなたは、彼女の手紙のどこが噓か、見抜けるでしょうか?