恋愛小説
たぐいまれなるあるじの紹介が短く終わってしまったので、もう一つ紹介させていただきます。
quietさんの「恋愛小説」。短編です。
まんまやん!お堅そう。そう感じたあなた、ご安心ください。
タイトルこそシンプルですが、中身は結構厚いし、ギャグ要素が強いです。
舞台は現代日本で、主人公もヒロインも高校生です。
ただし、なんだ、普通のDKとJKのイチャコラ小説か、と思ったら大間違い!
主人公もヒロインも変わり者、というか、極端、というか・・・・。
まぁ読んでもらった方が早いでしょう。常識人ではないです。
この作品のギャグ要素が本当に好きでね。リズムがいい。
演劇なんてほとんどやったことはないですが、今高校生に戻れるのなら、是非とも有志を募ってこの作品をもとにした劇をやってみたい!
絶対面白い。
それなのに終わり方があれなんだもんなぁ。ほんとずるい。
一回目に読んだときに意味が分からなくて、しばらく後にもう一度読み返してようやく意味が分かった時の感動たるや!!
ハッピーエンドと呼べばいいのか、バッドエンドと呼べばいいのか・・・。
どちらもふさわしくないような。うーむ。
作者のquietさんは他にも沢山小説を投稿されていて、独特の世界観を持つものばかり。
文学の良しあしはイマイチピンと来ない私ですが、それでもquietさんの文章は、なんかいいなぁと感じます。
同じ作者さんの作品だったらどれでも好きになるってことはないかもしれませんが、良作に出会う確率は大きいかもしれませんね。