恋愛小説における私的地雷

今日は作品紹介ではないです。ただ私的にこういう話は嫌いなんだってのを書こうと思います。

どうせ読んでいる人はいないので、好きなことを書くことにしました。

 

まず私が一番嫌いなのは、平凡女子がイケメンに迫られて困っちゃう~な奴です。

イケメン二人に挟まれて、っていうのはもっと嫌いですけど。

 

ああいうのは何なんですかね。すごい偏見かもしれませんけど、ああいう作品が好きな人って物語の主人公に自分を重ねているんだと思うんですよ。

自分の容姿には自信がないけど、いつか自分だけを愛してくれるイケメンが現れると信じているんでしょうね。

そう願うのは結構なことですけど、現実でそんな高スペックな人が何の取り柄もないを好きになるもんですかね?しかもそういう作品って大抵そのイケメンが平凡なヒロインを好きになった曖昧じゃないですか?

何度か読んでからは嫌いすぎてあまりその手の作品読まなくなったので分からないですけど。

 

物語の中だから夢見たっていいじゃないっていう考えも理解できるし、恋とは理屈でするものではないっていう主張も分からなくはないんですけど、個人的には受け入れ難いですね。

別に存在自体を否定するわけではないですよ。書籍化でもコミカライズでも何でもして下さったらいいと思います。

でも、私はあらすじとタイトルで平凡女子がイケメンに愛される系だと判断したら即曲がれ右します。

 

ヒロインが自分では平凡だと思っていても、本当は美少女だっていうのならまだいいんですけどね。

その場合でも作品によっては明らかに後出し感があるものもあって、それはちょっと嫌ですね。

 

それと似た話なんですけど、ヒロインの自己評価が異様に低い作品も嫌いです。

現実世界でも言えることですけど、「私なんか・・・」って言う人がいたら、良識のある人なら「そんなことないよ」って絶対言いますよね?

「私なんか」って言う人は、「そんなことないよ」と言ってもらうことで自己肯定感を得たいんだろうなと思ってしまいます。

もちろん状況にもよりますし、私自身言ってしまうこともありますけど。

 

私は基本的にサバサバ系のヒロインが好きなんですよ。サバサバしていなかったとしても芯の強い子が好きです。

なので今まで嫌だったのは、始めの方はかなりサバサバ系だったのに、ヒーローと出会ってから急に女の子になっちゃう作品です。

それは作者の都合的に仕方がないことだということは分かっているんですよ。魅力的なヒロインを書きたいけど、可愛くあってほしいという気持ちは十分分かります。

でも、やっぱり嫌だよなー、違和感があるなーってことです。

 

題名は忘れてしまいましたが、数年前に結構きつめのざまぁをする作品を読んだことがあるんですよ。

ヒロインは「やられたら倍にして返す」的な発想の人で、ヒロインがやられた分もかなり大きかったんですけど、やり返した分が半端なかったです。

性奴隷みたいな扱いで一日中もてあそばれ、そこに重度の嗜虐趣味のお客さんも来るので、やり返された人はそれはもう地獄のような日々を送ることになったでしょう。

なのにそれを仕組んだ張本人であるヒロインは、その説明があった次の話では想い人とイチャコラしてたんですよ!?「私は可愛くて努力家な女の子♪」みたいな顔をして!!

あの時は戦慄しましたね。うん、怖かった。

 

「私が気に入らん作品なぞ全て消えてしまえ!」なんて言いません。

けど、こうやってこそこそ文句言うだけなら許されますよね?